No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2009年12月31日 焼肉酒家 傳々

焼肉好きの方々は、2009年(肉年、丑年)の大晦日はどの様に過ごされたでしょうか?
私は”年越し焼肉”で”焼き納め”という焼き手として最高の大晦日を過ごした。
刺身盛合せは、タンユッケ、牛刺し、ミノ刺し、ココロ刺し、センマイ刺し。
この日の牛刺しは飛び切りの旨さ。
どうしようもない肉夫に大晦日焼肉屋さんに連れてこられた嫁さんも、この牛刺しには大感激の様子で一安心。
ココロ刺しは、臭みもなく食感も素晴らしい。
晦日のホルモンとは思えない旨さ。



最初の盛合せはタン元、ハラミ、シャトーブリアン、サーロイン。
いつもながらすごい眺め。

あえてタンタレで食べるタン元はサクサクとした食感で、香ばしさと濃厚な旨みが口いっぱいに広がる。

ハラミも大晦日とは思えないほどで、いつも通りの旨さ。

晦日にこのシャトーブリアンが食べれて本当に良かった。
懐に余裕のある方、記念日の方は何としても食べるべきMeatだろう。
ちなみに私の場合は上記には当てはまらないが、肉好きの血が食べないことを許してくれない不幸な身体の持ち主なのだ(笑)

嫁さんが唸ったのはポン酢で食べるサーロイン。
驚くほどの柔らかさと肉汁で、今思い出しただけで唾液が出てきた。。。

続くタレの盛合せはウデ、ミスジ、リブ芯、リブ巻き、リブかぶり。
肉質がいいのか、熟成が素晴らしいのか、ウデは旨みが恐ろしく濃厚で旨い。
今年は何度も傳々で食べたウデだが、今回のウデの旨さは今年一番だろう。

見た目はそれほど良くなかったミスジだが、旨さは間違いなかった。
こういったミスジを食べさせてくれるお店に増えて欲しいものだ。

リブ芯は甘みが強く香りも良い。
何度食べても感動する素晴らしいMeat。

リブ巻きは非常に旨いが、普段傳々で食べるリブ巻きと比べると、濃厚な甘みが若干弱いかも。
と言っても、このリブ巻きと同レベルの巻きは、よろにく以外では食べたことすらないが。

リブかぶりは予想以上の柔らかさがあり、旨みもしっかりしている。

傳々での〆は冷麺とカレーが定番だが、大晦日のこの日は何と蕎麦。
当然スーパー等の蕎麦ではなく、蕎麦屋に打ってもらっているのだが、こしもあって旨い蕎麦であった。
ここまで、ほぼ2切れづつ食べてきた為、若干満腹気味であったが、蕎麦の旨さと爽快感で胃袋が目覚め、その後のフルーツにコーヒーも美味しくいただけた。

肉好きにとって、ここまで満足度が高い大晦日の過ごし方があるだろうか!?
あまりの満足度に、我が家では来年以降の大晦日も傳々で過ごすことが決定した。

(参考)Yakipedia by BMS12
○年越し焼肉
日本全国で見られるかもしれない日本の文化である。
年越し焼肉の由来とされる説は『力強くしっかりと達者で暮らせることを願う』というものがもっとも一般的かもしれない。他に『(家庭の事情等で)焼肉食べることに障害を伴う人達が、なんとか焼肉を食べる機会を増やす為に勝手に広めようとした』という説もあるが、真相ははっきりしていない。