2010年1月2日 炭焼喰人

新年を迎え、心引きしまる思いで”焼き初め”に挑む。
厚切り上タンは相変わらずの厚み。
久しぶりに見たが、ちょっと他のお店とは比べものにならない厚みである。
独特の食感・旨みは、この厚みだからこそ生まれるものだろう。
間違いのない旨さである。
ちなみに、無煙の炭火ロースターでは、この厚切り上タンの焼き上げは熟練者でも非常に難しい。
中心が生っぽくても旨くないし、焼きすぎても表面が乾き、旨みが逃げてしまう。
この比類なき厚切り上タンを失敗なく食べたいのであれば、このタンの時だけは炭を少なくしてもらった上で、網の一番端で弱火で焼き上げることをオススメする。
できることなら、私が焼いてあげたいくらいである（笑）

厚切りのシャトーブリアンはプレーンで焼き、山葵醤油で食べる。
舌に感じる柔らかな肉繊維から溢れる旨みは素晴らしい。

厚切り上ロースは、なんとも贅沢なカット。
表面から肉汁が溢れ出そうになるまで弱火でじっくりと焼き上げると、濃厚な旨みがジュワーと出てきて最高の旨さである。
間違いなくこの日のNo.1は厚切り上ロースに決定。

個人的にシャトーブリアンは塩かタレで食べるのが好きなので、いつもの薄切りタレでも注文する。
丸めて一口で食べると、ニンニクの効いたモミダレに負けない旨み、薄切りによって更に増した柔らかさがすごい。

岩中豚のサムギョプサルは、いつもより脂の甘みが弱い気がするが、さっぱりと食べる事ができ旨い。

久しぶりの訪問であったが、店員さんの対応が以前より良くなっている気がする。
新年早々これほどの満足感を味あわせてくれるお店の今後の更なる向上が非常に楽しみだ。