No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2010年3月9日 芝浦

突然思い立って、久しぶりに芝浦へ。
レバ刺しは角の立ち具合から鮮度の良さが感じられる。
小振りな割にしっかりと歯応えがあり、味付けがちょっと強すぎるが、かなりの旨さ。
特選タンは繊維をあまり考慮していないカットではあるが、食べてみるとそんな事は全く気にならない。
とにかく脂の乗りが素晴らしく、弾力のある繊維が千切れる時の旨みは筆舌に尽くし難い。
ハラミは、ハラミらしい食感が素晴らしいが、旨みがあまり感じられない。
う〜ん、勿体無い。
イチボは山葵醤油でいただく。
このイチボがめちゃくちゃ旨い。
熟成が深い感じではないのだが、とにかく赤身の味が濃厚なのだ。
イチボでこの感覚は初めてだが、これはオーダー必須だろう。
トロ肉3秒炙りは4番クラス辺りの見事なリブ芯が登場。
5番クラスの雌牛のような舌の上で蕩けるお肉とまではいかないが、適度な柔らかさで非常に食べやすい。
また、カットも以前より良くなっているように感じるので、焼き易さもポイントが高い。
ランプもイチボのような濃厚な旨みがある。
めがねは適度な噛み応えがあって旨いが、これは値段相応といったところだろう。
シマショウは、歯切れも良く旨い。
モミダレがついているが、焼きあがってからおろしポン酢につけて食べるのがオススメだ。
最近はカウンターのある焼肉屋さんも増えてきたが、やはり芝浦のカウンターの居心地の良さには敵わないだろう。
旨いお肉で心身ともに温まったが、雪の中駅まで歩くのは辛かった。。。