No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2011年4月5日 和牛焼肉 KIM


都内の焼肉マニアの一人が名古屋に転勤ということで、未訪問だという"KIM"を転勤前に案内することに。
当日はなんと、ヒレ祭りが開催された。
白センマイ刺し
酢味噌よりも三杯酢というのが、実にセンマイ刺しにあっている。
食感からも鮮度の高さがうかがえる。

ユッケ
赤身のコクとサシの甘みが共存していて、なんとも贅沢なお肉をユッケに使っている。
一緒に食べる野菜やタレとの相性も抜群。

タン刺し
ザクザクとした歯応えと、柔らかな甘みがじんわり。
生のタンでここまで旨みが強いとは驚愕。

ハラミ刺し
ハラミ刺しは若干臭みを感じる事があるが、このハラミ刺しは臭みなど全くなし。
ハラミ本来の旨みが凝縮。

トモサンカク刺し
一口食べて頬が緩んで笑顔になってしまう。
直球勝負の旨さ。

レバの軍艦巻き
レバの食感に海苔の食感がアクセントになっている。
甘みがちょっと弱いかな。

ヒレと新じゃがのブイヨン煮込み
柔らかでホロホロと崩れるヒレに、新じゃがのほのかな甘みがぴったり。
こんな煮込みで毎日ご飯が食べたい。
最高に旨いぞ!

ハラミ
ハラミの一番太い部分を塊で焼き上げる。
しっかりした歯応えと共に、熱々の肉汁が一気に溢れる。
噛み締める毎に感じる旨みがハラミの醍醐味だろう。

カイノミ
ヒレにくっついたカイノミの柔らかな部分。
肉繊維を噛み切ると、切断された断面から肉汁が湧き出てくる。
ヒレに近い肉繊維の食感を残しつつ、バラのジューシーさも存分に感じられる。

シビレ
ここ最近食べたシビレの中では断トツの旨さ。
新鮮な白子を彷彿させる食感は官能的。

ハラミ筋
筋部分をこんがりと焼き上げ、筋の甘みを引き出す。
カリッとした筋部分、ギュッとしまった赤身部分、そして一緒に食べるトロロご飯の組み合わせは絶妙。

ヒレ
筋とはいえ、こんがりとまでは焼き上げない。
ヒレは筋まで柔らかい。

テール
冷凍のスライステールではなく、"ゆうじ"のような生のテール。
冷凍では感じることのできない、奥歯に反抗するような弾力は非常に心地良い。

タン
タン元からタン先まで水平にスライスされたタンが2種類。
プレーンと塩ダレで揉んであるものだ。
薄切り過ぎて、ジューシーさがちょっと弱いのが残念。
やはり黒タンは厚切りが一番かな。


ヒレカツと新たまねぎのサラダ
衣が薄くて重たくないヒレカツと、甘みが強い新たまねぎが実によくあう。
サラダといえども、重量的には95%がヒレカツなのが、肉好きには嬉しいところ。
それにしても、ヒレカツがやばい位に旨い。

トウガラシ
お肉自体の旨みが、ちょっとタレに負け気味なのが残念。
肉汁は十分。

ランボソ
鼻に抜ける風味が心地良い。
この食感と旨みのバランスは、極上のランボソの証。

シャトーブリアン
トウガラシとランボソの下に隠れていたのが、惚れ惚れするほどのシャトーブリアン
厚みもほどよくあり、なんとも贅沢なカットである。
んんんん、、、う、旨い。
全く非の打ち所のないシャトーブリアン
願わくば、塩とタレの両方で食べてみたい。

ヒレのケサディーヤ
生地と中のヒレの食感の違いが面白い。
焼肉屋さんでのサプライズ。
これをお昼に食べたい。

サーロイン
薄切りタレのサーロインは、口に入れたときの爆発力がすごい。
個人的には、この肉質で"くにもと"のような柑橘系のタレで食べてみたい。

イチボ
細かなサシが入った見事なイチボ。
しっとりとした食感で、強めのタレでもお肉自体の旨みが隠れない。

オムライスwithヒレとサーロインのデミグラスソース
〆は焼肉屋さんで初めて食べるオムライス。
ただ、デミグラスソースはヒレとサーロインで作っているというのがなんとも贅沢。
〆の前にだいぶ満腹であったが、サッと食べれてしまうのが恐ろしい。

素晴らしい焼肉に大満足だが、焼肉以外の肉料理もすごい。
いったいどこまで進化し続けるか、末恐ろしい。
それにしてもヒレ祭りって本当に素晴らしい。