No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2012年5月30日 和田

焼肉の名店の条件は色々あると思うが、その一つは神肉を保持しているということだろう。
"金竜山"であれば特上ロース、"よろにく"であればシャトーブリアン、"静龍苑"であればタンがそれに当たる。
そして"和田"の神肉と言えば間違いなくハラミ。
とにかく生のピカピカのハラミを注文ごとに厚切りにカットしてくれる。
特に極上物が入荷した場合のみ提供される塩ハラミは、世のハラミ好きを狂わせ続けてきたのだ。
レバ刺し
臭みなど皆無で、ぷるっぷる。
何より甘みが口いっぱいに広がる。
満足度 4

上タン
普段は冷凍のタンだが、極稀に生のタンにありつけることがある。
その確率は塩ハラミ以下かも。。。
今回は冷凍バリバリ。
満足度 2

上ミノ
やり過ぎかと思えるほど包丁を入れたミノ。
だが、このカットが"和田"のネギ塩ダレと絡まって、絶妙な味わいを実現してくれる。
満足度 3

ロース(塩)
大判のロースで、一瞬サーロインかリブ芯かと思ったが、よく見ればトモサンカクであった。
ハラミ同様、上物のみ塩味で提供してくれるというだけあって、赤身とサシのバランスの良い素晴らしいレベル。
値段からは考えられない肉質だろう。
満足度 4

ロース(タレ)
タレでも食べたくなったので、タレのロースを注文したが、案の定、部位が先ほどと違う(笑)
これはこれで旨いんだけど。
満足度 3

ハラミ(タレ)
今回も塩ハラミにはありつけなかった(涙)
ただ、やはりタレでも十分すぎるほど旨い。
この上品な抵抗を感じさせる肉繊維と溢れる肉汁、そしてタレとのマリアージュは最高。
満足度 5

カルビ(タレ)
ロースもハラミもお代わりさせてくれないので、タレのカルビを注文。
The焼肉と言える脂とタレの香ばしさを味わう最高の方法は、白米を準備することだろう。
満足度 3

残念ながら今回も塩ハラミとの再会は叶わなかった。
とは言え、やはりタレでもハラミが抜群に旨い。
今は無き"金龍苑"などもそうであったが、ここまで質の素晴らしいハラミを安く提供できるのは、内臓問屋さんと特別な信頼関係を築いている証拠なのだろうか。