No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2012年7月5日 くにもと 本店


焼肉勉強会。
焼肉屋さんオーナーとその仕入先の社長と一緒に焼肉を食べることになった。
お店選びは色々と難しいが、肉質の追求というよりは、そのお肉を焼肉として最高の状態に持っていく仕事の素晴らしさを共有したい、ということで"くにもと"をセレクト。
ローストビーフ
メインで食べるローストビーフと考えると物足りなさを感じるが、前菜として食べることを前提にされたカットと味付け。
タレだけでなくお肉の旨みも感じられ、旨い。
満足度 3

今回は3種類ある盛合せの中から真ん中の『飛び切り』をオーダー。
ハラミ(塩)
繊維に対して直角にカットされることが多いハラミだが、あえて繊維を残すように斜めにカットされている。
この為、薄切りにもかかわらず、ハラミ特有の食感と大量の肉汁を実現させてくれる。
こういった仕事こそ、焼肉勉強会として"くにもと"を選んだ理由の一つ。
満足度 4

ウデ(塩)
お肉は普通に旨いレベルだが、塩ダレとのバランスが良いので、より旨く感じる。
満足度 3

ランプ(タレ)
"くにもと"の赤身らしい独特の旨みまではいっていないが、肉汁の量が多く、タレとの相性が抜群。
満足度 4


肩ロース(タレ)
ザブトンだが、蕩ける食感というよりは優しい旨みを感じさせてくれる。
旨し。
満足度 4

イチボ(タレ)
サシよりも赤身の風味を前面に出そうとしているお肉。
イチボらしさは弱いが、タレとのマッチングで、焼肉として非常に旨い。
満足度 3


サーロイン(タレ)
脂の甘みよりも赤身が前面に主張してくるサーロイン。
サシの多い時はもう少し薄切りだが、この調整が嬉しい。
満足度 4


上ミノ
味付けがちょっと濃いが、ザクザクの歯応えが心地良い。
満足度 3

切り落とし
昔から値段がちょっと高いなぁと思っているが、食べやすさや味わいを考えたカットを考えるとついつい頼んでしまう。
タレ焼肉として考えると、恐ろしくレベルが高い。
が、"七厘"の切り落としと比べてはいけない。
満足度 4

やはり"くにもと"は、肉質というよりもカットやタレとのマッチングが断トツで抜きん出ている。
信じられないほど旨みの強かった淡路牛をもう一度食べたいt思うのは私だけであろうか!?
ちなみに、この後は銀座のバーに移動してカツサンドを頬張った。
雌の黒毛和牛のランプと豚。
これやばい。