No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2012年8月18日 自宅


お肉が好きで好きで仕方ない。
勿論、基本的には焼肉屋さんやステーキ屋産でお肉を食べるのだが、自宅でも最高のお肉が食べたいのは当然だろう。
できることなら、雌牛、長期肥育、血統、熟成、そして生産者にまで拘ったお肉が食べたい。
そんな我侭に応えてくれるのが"吉澤"。
今回は、岩手の佐々木さんによって30ヶ月以上肥育された雌牛で、じっくりと枝肉のまま熟成された最高の個体。
しかも今回は、枝肉で熟成中の段階からチェックをさせてもらった思い入れの強い固体。

その個体のシャトーブリアンを自宅でヒレカツにしてしまう、という究極の贅沢。
分厚くカットした為、3度揚げでじっくりと中まで火を入れる。
自画自賛ではあるが、絶妙な最高の火入れであった。
しかしそれ以上に肉質が素晴らしい。
衣に負けない存在感のある旨み、そして絹糸を編んだような肉繊維の食感、どれも最高としか言いようがない。