No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2013年2月8日 炭焼喰人


熟成肉、そして塊肉へのこだわりが詰まった"炭焼喰人"。
千葉に引っ越してしまってから訪問頻度が下がってしまているが、定期的に訪問せずにはいられないお店である。
今回は色々なお肉のプロ中のプロであり、色々な熟成肉を食べている肉のプロと2人、車中肉談義で盛り上がりながら横浜まで遠征してみたのだ。
セセリ
何気に"炭焼喰人"では初めて食べたメニュー。
プリプリ、ジューシーで鳥の良さを再確認させてくれる。
満足度 3

厚切り上タン
"炭焼喰人"らしい特厚のタン元で、肉片を噛み締めるごとに繊維の間から肉汁が止めどなく溢れる。
満足度 5

赤身ステーキ
部位はカメノコウで、赤身らしいといえば赤身らしいが焼肉としては噛み応えが強く感じる。
風味と旨みは文句の付けようはないが。
満足度 3

ササミ
ササミというと、最近は脂の強さが気になる部位だが、このササミは程よい赤身とサシのバランス。
バランスがいかに大事かを教えてくれる。
満足度 4

ミスジ
食べた瞬間に熟成香が一気に鼻に抜ける。
流行のドライエイジングではないが、このインパクトが"炭焼喰人"らしさ。
満足度 4

シャトーブリアン
分厚いシャトーブリアンは炭を減らしてから網の上に。
こちらのシャトーブリアンも鼻に抜ける熟成香が非常に強く、独特の旨みがある。
やはりシャトーブリアンは、ある程度の厚みがあると別物の旨さだ。
満足度 4



シマチョウ
驚くほど長いシマチョウだが、歯切れがあまり良くはない。
これは普通かな。
満足度 2

サーロイン
開発中のメニューのようだ。
サーロインは余分な脂に嫌な重さがなく、食べやすい。
ただ、かなりしょっぱいので、味付けの工夫が必要かもしれない。
タレが改善されたら、もう一度食べてみたくなるメニュー。


ウデ
適度な熟成香と噛むほどに広がる旨みがあり、牛肉らしい牛肉。
どこか懐かしい旨さだ。
満足度 3

正しくて素晴らしい熟成とはドライエイジング、という最近の風潮がある中で、それが唯一の答えではないことを教えてもらえた。
熟成は奥が深いのだ。
一方的な情報に惑わされずに、しっかりと肉を追求していきたい。
やはり横浜と言うか、神奈川だと"炭焼喰人"だな。