No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2013年3月15日 九州和牛 SATOブリアン

九州シャトーブリアン競味会開催。
黒毛和牛の一大生産地域である九州の黒毛和牛のシャトーブリアンを食べて比べみようという何とも贅沢な企画である。
勿論、味の要素としては性別、月齢、血統、餌、水、生産者、熟成は勿論、肥育期間内の病気の有無や加工業者の扱い、精肉店の扱い等も含まれるだろう。
個人的には味への要素の多くをコントロールできる生産者によるものが大きいと最近は感じているのだが。
今回用意していただいたのは4頭分。
食べ比べると、これらは驚くほど違いがある。
繊維さなどの食感、味わいの濃さ、そして旨みの質というような違いも感じられる。
同じ部位を同じように焼いて、一緒に食べ比べる。
こんな勉強をさせてくれた佐藤さんには感謝の言葉でいっぱいです。
今後とも継続的に勉強させてください。

長崎県産 壱岐牛 個体識別番号1298968881
最初は旨みを感じたが、他と比較すると旨みの弱さを感じる。


宮崎県産 個体識別番号0842173047
秀菊安-福桜-大将
今回食べた中では個人的に1番気に入った個体。


鹿児島県産 個体識別番号0843810064
金幸福-勝忠平-平茂勝
宮崎県産と上位を争った個体。


熊本県産 和王 個体識別番号0850652992
忠富士-福之国-福桜
今回の個体に限っては、肉繊維の粗さが若干目立つ。