No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2013年10月27日 自宅(竹園)


遂にマルセ畜産の中でも最も食べてみたかった勢戸和孝さんのお肉を竹園で購入。
サーロインこそその本領を最も発揮する部位であり、贅沢な厚切りで炭の熱源に投下する。
芯の温度を引き上げつつ、表面に出来るだけ火を入れないように我慢し、最後の最後に表面を一気に仕上げる。
味わいは、サシが滑らかなのだがそのサシに頼らない赤身の旨さが幾重にも重なって押し寄せる。



サーロイン、イチボ、ランプを焼肉用に薄切りも購入したが、タレを絡めると塩とはまた違った姿を見せてくれ、純但馬らしいその肉質の素晴らしさを感じずにはいられない。


格付けではなく、食味を追求して育てられた牛肉。
ここまで旨い牛肉を手にしてしまうと、これを炉窯で焼いてみたらどうだったのか、それが気になって仕方ない。