No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2014年10月9日 都内某店


やっとの思いで入手した短角牛のタンとハラミは2日前には食べ切れなかった。
そしてこの日は別のお店にお願いして持ち込み。
タンの根元の部分はすでに食べてしまっていたので、真ん中部分を薄切りで。
黒タンに比べれば段違いに噛み応えがあり、黒タンのタン先位の食感。


根元という宝がすでに失われていたタンと違って、ハラミはサガリも含めてたっぷりと残っている。
ハラミの一番分厚い部分はもちろん特塩しかない。
黒毛和牛のハラミに比べて細かなサシは入っておらず、食感的にも肉繊維がかなり太く粗く感じる。
ハラミには肉々しさを求めがちだが、この短角牛の特塩はそんな欲求を全て満たしてくれる。
肉汁という名のジュースの味は、サーロインのような正肉と比べてそれほど黒毛和牛とは差がないように感じた。



ガリは筋は別に焼いて、残り丸々使ってダメ人間セットならぬクズ野郎セットで。
豪快にカットされたサガリを香ばしく焼き上げ、”虎の穴”特製のタレをたっぷりとかければ、意識が吹き飛ぶような旨さに襲われる。
1切れで御飯1杯食べれるほどのパンチがあるタレだが、この日はお米も新米、そしてサガリもたっぷりいうこともあり白米は大盛り3杯という所業を犯してしまった。
短角牛のサガリはサシがほとんど入っていないため、ギュッと肉繊維が詰まった食感だ。
普段は1枚か2枚しか食べさせてもらえないサガリを満腹まで食べれる幸せ。




短角牛の持込みという、こんな無茶なお願いを聞いてくれたお店に感謝です。
もちろん他にも色々食べましたが。
ツラミ刺し

ハチノス煮込み
このお店のハチノスは日本一旨い。

レバ焼き

モモとイチジク

ハチノス
やっぱり日本一。

シビレ
これもここが日本一。

ヤン

シマチョウ