No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2015年5月8日 焼肉 かねこ


日本の和牛を世界に発信しようとしている方との焼肉に選んだのは代官山の”かねこ”。
浜松町の名店”くにもと”で8年修行を積み、満を持して独立した店主・金子さんの実力は折り紙つき。
素材はもちろん素晴らしく、そのポテンシャルを引き出す技術には目を見張るばかりだ。
kanekoのローストビーフ
但馬牛のシンシンと使った贅沢なローストビーフ
かなり薄切りながらもしっとりとした仕上がりで、甘めのタレがよく絡んで旨い。
満足度 4

ハラミ(おまかせ盛り)
いつも以上に厚く感じるハラミだが、食べてその理由を知る。
めちゃくちゃモノが良いのだ。
パワフルな肉繊維が幾重にも束ねられる肉塊に歯を立てれば、ぐっぐっと食い込んでいく。
溢れ出た肉汁が表面の塩ダレと絡み合い、見事なハーモニーを奏でる。
満足度 4


マルカワ(おまかせ盛り)
こちらも但馬牛。
ジューシーで溢れ出る肉汁でたまらん。
満足度 4


クリノミ(おまかせ盛り)
隠岐牛のクリノミは噛み締める毎に深い味わいに包み込まれ、思わずため息が漏れる程旨い。
こういった極上の肉質をさらに一段引き上げるタレの完成度も特筆すべき。
満足度 5


ミスジ(おまかせ盛り)
ミスジも嬉しいことに隠岐牛。
甘みも食感も言う事無し。
満足度 4


イチボ(おまかせ盛り)
但馬牛らしく肉の味が濃厚なのだが、タレと出会うことでより旨みが引き出される。
満足度 4


サーロイン(おまかせ盛り)
サシの甘みが強い上に、恐ろしくあっさりとしている。
肉の味は間違いのない力強さがあり、間違いなく最上級のサーロイン。
ちなみに近江牛とのこと。
満足度 5


厳選された素材が確かな技術で昇華されることに対してできることは、最高の状態に焼き上げることだけ。
そんな肉を通しての以心伝心ができるお店が代官山にある。