No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2015年12月18日 ゆうじ

生れて初めて食べるホルモンの衝撃。
ホルモンの醍醐味は部位ごとの食感の違いや脂の質感の違いが大きな要素を占めていると考えていた。
しかし、この日食べたホルモンは、1種類食べる毎に部位による味の違いがはっきりと伝わるものであった。
舌に響くそれぞれの味わい。
確かに今までも味の違いはあった。
しかし、ここまで明確に舌から脳までフルに覚醒させられるホルモンに出会ったことはない。
普通当たり前の様に使われている胡麻油やニンニクが入っておらず、味付けは塩のみ。
食べれば食べる程に、そのホルモン本来の旨みの虜になっていく。
塩しか振っていないにもかかわらず、全く臭みを感じさせないホルモン。
如何に鮮度に拘り、そして地味な下処理を丁寧にやり込んでいるかは明白だ。
ホルモン焼きの原点回帰かもしれないが、これが最先端なのかもしれない。
素材と正直に向かい合った料理人だけが提供できる塩ホルモン。
他のお店がこれを模倣しても、決して同じようには出来ないだろう。
“ゆうじ”だけが踏み込める領域の仕事に感動を覚える。
塩ホルモン

ハツ

スイゾウ

シマチョウ

コリコリ

コプチャン

ギアラ

テッチャン

ヤン

ミノ

ミノサンド

いつも通りのホルモン料理も抜群。
料理人・樋口裕師さんの心と向き合うホルモン料理の数々。
あまりに旨く、何故か色々なものに感謝したくなる。
心揺さぶられるホルモンを食べるなら渋谷に向かうしかない。
モツ煮込み

センマイ刺し

ハツ刺し

ハラミ刺し

豚レバ燻製

ハラミの素揚げ、ホルモン煎餅


ホルモン柳川


レバニラすき焼き



近江牛内モモ



フワ

タンしゃぶ