No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2015年12月28日 炭火焼肉 なかはら

年内にどうしても行っておきたかったのが"なかはら"。
ストイックに焼肉に向かい合い、その道を究めんとする店主・中原さんの焼肉を食べずに年は越せない。
生ハム
程よい塩気。

幻のタン
良い意味で締まった純度の高いタン。
このクラスにはなかなか出会えない。


サーロイン
"なかはら"の焼肉のエッセンスを凝縮したのがサーロイン。
和牛の旨さ、霜降りの旨さがここにある。

ハラミ
臭みがなく、野性味溢れる旨み。
噛み応えのある食感もより旨さを引き立てる。


巻きロース
最近では敬遠されがちな巻きだが、脂の質次第では全くの別物。


ミスジ
筋が少し残るが、滑らかな口当たりは抜群。

ランボソ
この日はタンとサーロインに並ぶほど印象深い部位。
とにかく味が濃い。

イチボ
口の中を満たす肉汁に満足感が押し寄せる。
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肩三角
香りが鼻に抜け、湧き出るように旨みを広げる。

切り落とし
どの角度から見ても切り落としに見えない切り落とし。

サシがしっかりと入っていながら、口の中にくどさを全く感じさせない脂質。
去勢では辿り着けない肉そのものの味わい。
食感を最大限活かすカット。
肉は程よく水分が抜け、タレがよく馴染む。
どれをとっても芸術的な完成度を見せてくれる。
ただただ実直な仕事をひたすらに続けることでしか到達できない境地。
間違いなく"なかはら"でしか食べれない焼肉がここにある。