No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2016年1月30日 Cossott'e SP

気付けば自然と足が麻布十番に向かっている。
何度も何度も食べて、込山さんの焼肉を舌と脳に刻み込まなくてはならない。
スペシャ
舌の上に乗せると粉雪の様に溶けてしまうのだが、同時に香りと甘みが身体中に染み渡っていく。
牛肉そのものの質が凄いからこその余韻と後味。

手鞠寿司
同じスペシャルを使った手毬寿司。
ご飯と合わせても変わらず唸るほどのレベル。
炙るのが勿体無いがそれは仕方ない。

レバ
トロリとした舌触りのレバは甘みも強い。

サーロインの焼きしゃぶ
さっと焼いたサーロインも去勢のような強烈さはなく、まろやかで優しい味わい。


サーロイン
牛の個体そのものの良し悪しが最も出るのがサーロイン。
厚切りでも重たさは皆無で、赤身の味わいが強く、サシがすっくりとしたソースのように仕上がっている。

上タン
香ばしさをまとわせると、ザクザクとした心地良い食感が生み出される。
タンの旨みが小躍りするようなインパクト。

リブロースの羽根
リブロースと骨を繋ぐ部分だろうか。
肉の味はリブロースを超える濃さで、わずかに筋っぽさを残るのだが、これが絶妙な食感を生み出す。

ランプ
厚切りのランプは塊のまま火入れ。
赤身の味がダイレクトに響く。


ハラミ
甘めのタレに絡みながらも、野性味満点の力強い旨みが溢れ存在感を主張しまくる。

サーロイン
薄切りのサーロインを甘めのタレで。
さっと炙る程度でサシが溶け、タレとの絡み合いながら味わいを深めていく。

センボンスジとスネ
武骨な部位らしく軟弱な歯応えではない。
しかし食べやすい。
味は濃いが硬い部位を食べやすくする魔法がある。

カイノミ
厚切りのカイノミは迫力に満ちているが、味わいには繊細さがある。

シャトーブリアン
分厚いシャトーブリアンは究極の贅沢。
軟弱さではなく、繊細さと力強さが共存している。




ハツ
むっちりとした極上もの。

ハツモト
"コソット"名物の脂たっぷりのハツモト。
このレベルは"コソット"以外では見たことがない。

ハンバーグ
一度で良いから1人1個食べてみたかったハンバーグ。
ついに夢叶う。


牛丼
お願いしてすぐにさっと作ってくれる牛丼が異常に旨い。
素材はもちろん良いが、無意識に動かしていそうおな動き全てがセンスの塊。

この日も込山さんとの別れを惜しむ客さんでお店はいっぱい。
お客さんに愛され、牛肉に愛される込山さん。
もっと食べたい。