No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2016年2月28日 自宅(吉澤商店)

極上肉を入手した際に自宅でフライパンで焼くことに若干抵抗があって、基本的には外で炭火で焼くようにしてます。
もちろんフライパンでも上手に焼ける自信はあったんですが(笑)、なんとなくわざわざ炭を起こしてしまうような先入観に縛られた人間なんです。。。
ただ、先日”ボニュ”でボニュ焼きを食べたことでフライパンの印象がだいぶ変わったので、本気でフライパン焼きをしてみようかと。
焼いたのは川岸さんの但馬牛と田村さんの田村牛。
もちろんどちらも雌のサーロイン。
(田村さんの田村牛)



中火でこまめにフライパンとの接地面をずらしながら、アルミで包んで内部に熱を伝える方法を繰り返す。
指でサーロインの弾力を確かめたところで火入れは完了。
(川岸さんの但馬牛)


我ながら十分満足のいく焼き上がり(笑)
焼き上がったサーロインを食べて思うのは、とにかく素材が凄い事。
焼きはあくまでも素材のポテンシャルを引き出す手法にすぎない。
赤身の旨みと上品であっさりとした脂の旨さがどちらも本当に際立っている。
恐ろしい位ハイレベルな食べ比べで、牛肉を食べ込んでいる家族内でも好みは若干分かれたほど。


銀座にある”銀座吉澤”だけでなく、築地にある”吉澤商店”でもこれほどの和牛が並ぶという事実。
自宅で最高の牛肉を食べれる環境に感謝。