No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2016年5月24日 炭火焼肉 なかはら

「そんなに肉が好きなら焼肉屋やれば?」
「肉を切って出すだけでしょ?」
今まで何度も言われた言葉だが、断じて違う。
肉のカット以外に、仕入れやタレをはじめとしてとにかく簡単なことなど一つもない。
そしてカット。
口の中での食感を考え、その日その日で毎回違う肉と対話し、常にベストに持っていく。
ほとんどの人はこんな事出来ない。
しかし、肉のカットという領域で圧倒的な光を放つ職人がいる。
“なかはら”の店主・中原さんだ。
そのカットは厚すぎず薄すぎず、部位や毎回違う肉質にドンピシャであわせてくる。
その情熱はただただ熱く、その信念は決して曲げず、ひたすらに真っ当に、正直に、愚直に肉にそそがれる。
運ばれてきた肉を見ただけでため息が漏れる。
やはり”なかはら”の焼肉は最高だ。
タルタル
甘みがじんわりと押し寄せるタルタルで、のっけから旨い。
満足度 4

ラグーソースのブリスケッタ
濃厚なラグーソースはもちろん”なかはら”の肉。
コクのある力強い味わい。
満足度 4

ユッケ
これこそがユッケ。
甘めの味付けに負けない輪郭のはっきりした肉の味。
旨いね。
満足度 4

幻のタン
「幻」という言葉に相応しい上質な黒タン。
最近は黒タンでも脂がきつい物に出くわすことが多いが、主張しすぎない縁の下の力持ちに徹した脂がタン本来の旨みを引き立てる。
満足度 5



握り
焼肉屋とは思えない本格的な握り。
肉の旨さが更に引き立てられる。
満足度 4


サーロイン
サーロインが食べたくなる焼肉屋さんは本当に少ない。
しかし”なかはら”では絶対に毎回食べたい。
繊細な舌触りに上品なサシ、そしてサシに負けない肉の味、その全てが最高。
満足度 5



ハラミ
美しい断面、側面も負けず劣らず美しい。
野性的な力強さを放つ肉繊維を噛み切れば、旨みの詰まったスープが溢れ出す。
満足度 4



ブリスケ
大判の薄切りで、薄さからは想像もできない程食べ応えがありジューシー。
満足度 4

ミスジ
しっとり繊細な食感に、じんわりと広がる旨み。
満足度 4

ウワミスジ
凝縮した旨みを含んだスポンジのように噛んだ瞬間に溢れる旨み。
サシも少ないので、赤身の旨みがとにかく濃い。
満足度 5


トモサンカクの平ユッケ
舌の上で蕩けるトモサンカク。
サシの甘みとタレの甘みが融合する。
満足度 4

アキレス腱
河豚皮の如し。
満足度 3

ヒレカツ
サクサク系のしっかりした衣タイプのヒレカツ
この衣が肌理の細かなヒレにアクセントを与えてくれる。
満足度 4


ガーリックライス
焼肉業界No.1のガーリックライス。
付けられた梅がベストマッチング。
満足度 4