No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2017年3月11日 Cossott'e 弦巻

週に3日しか営業しない焼肉屋さんのスペシャルコース。
茅森さんのセンスが光るお任せは、肉好きであれば興奮を抑えきれない緩急と変化に富んでいる。
ハツたたき
サクサクの食感とほのかな甘みがあるハツ。

菜の花の天ぷらとザブトンのお浸し
焼肉屋とは思えないメニューとそのクオリティ。
柔らかな食感がマッチする。

センマイ刺し
個人的に日本一のセンマイ刺し。
味付けを含めて非の打ちどころがない。


サーロインの炙り
炙ることでより一層溶けるような食感のサーロインには、しっかりとした肉の味わいがある。

ガリ
厚切りのサガリは香ばしく焼いた後にライムを絞っていただく。
食べる前のイメージと違い、ライムが強すぎず、血の旨みを含んだサガリをより引き立てる。

スネの塩麹
“コソット”の定番であるスネ。
一般的に硬いイメージがある部位だが、驚くほど食べやすく、そして味が濃い。

シャトーブリアン
分厚いシャトーブリアンの断面は美しい模様が広がる。
繊細な肉繊維はもちろんだが、舌を撫でるような上品な味わいに筆舌に尽くし難い。




ゲタ
脂の強さがなく、むしろ控えめな甘み。
味の濃さが印象深い。

焼きしゃぶ
細かなサシが広がった薄切りのサーロインをゴマダレで食す。
奥から湧き出るような濃密な旨みのサーロインとゴマダレの相性が抜群。

白センマイ
刺身だけでなく焼きでもセンマイ。
ゴマダレっぽい味付けがシャキシャキのセンマイとの相性抜群。

シマチョウとコリコリ
臭みが一切ないホルモンは食感も最高。

ビフカツ丼
「肉がたっぷり入った〆を!」とリクエストした結果、シャトーブリアンのビフカツ丼というとんでもない〆が登場。
肉の旨み、衣やタレの旨さ、とにかくバランスが最高。


食べ飽きること自体が想像もつかないクオリティ。
一度でも食べれば、茅森さんのセンスをのめり込んでしまうだろう。