No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2017年3月17日 肉塾

辛塾長率いる肉塾。
肉塾の凄みは塾長の火入れに尽きる。
素材を知り、そのポテンシャルを引き出す術の研究に余念がない。
ハチノス煮込み
はっきり断言しよう。
辛さんのところで食べる以上のハチノスは存在しない。
食感と滋味深い味わいが神がかっている。

タン
辛さんはタン元があまり好きじゃない。
それがよく分かる(笑)

ハガシ
「ハガシ」とは肉塾特有の呼び名。
筋の甘みが良いね。

内モモ
普通に旨い。

シマチョウ
火入れの素晴らしさが存分に発揮される。
甘みが何とも言えない幸福感をもたらす。

ヤン
ハチノスとセンマイの繋ぎ目。
サクサクの食感が凄い。

レバ
ちょい臭みがあるが、これはこれで好きな人は好きなタイプ。
イチボ
肉々しさが喉を刺激する旨さ。

短角牛の肩ロース
大きな塊で焼きながら食べ進める。
グラスフェッドらしさが前面に押し出た旨さ。


タン筋
筋をカリカリに焼くことで甘みが広がる。

ガリ特塩
珍しくハラミではなくサガリで特塩。
肉々しさはハラミ以上。
奥歯で噛み切ることで零れ落ちる肉汁が旨い。

ミノ、コプチャン、ギアラ
それぞれの食感や甘みのベクトルが全く違い、より旨さを際立たせる。



ダメ人間セット
ハラミが特製ダレで別次元の旨みを手に入れる。
これ以上の〆は存在しない。

正直、素材がトップレベルではないのだが、そのポテンシャルを100%引き出すことで、素材だけに拘ったお店を遥かに凌駕する技術がここにはある。
味を追求することで辿り着く境地だ。