No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2017年9月12日 くにもと 本店

純粋に焼肉と向き合い、焼肉を突き詰めた時、究極の焼肉というものがここにある。
焼肉という枠からはみ出すことなく、シンプルな姿で、焼肉の本質を教えてくれる。
まず素材は極上。
味わってもらいたいのは肉の味、という想いが伝わってくるほど妥協のない仕入れ。
サシばかり追い求めるわけでもなく、かと言ってサシを敬遠するわけでもなく、香りが良くしっかりと味のある肉が並ぶ。
カットは極端な薄切りというより、むしろ厚めに感じる。
これも肉の味をダイレクトに伝えようとした際に行き着いたものだろう。
そしてタレ。
肉の味を消し去ることなく、より引き立てるタレ。
柑橘がほどよく効き、たっぷりとタレに浸すことで極上の焼肉が完成する。

内もも

肩ロース

芯玉

イチボ

ランプ

友三角

“くにもと”は最初に3種類の盛り合わせ別格(1.2諭吉)、飛び切り(0.9諭吉)、上等(0.6諭吉)の中から1種類を選ぶ必要があるが、どれを選んでも間違いない。
ちなみに私はいつも上等で大満足している。(もちろん今回も上等)