No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2017年9月12日 東京食肉市場直送 肉焼屋 D-29

“くにもと”のある浜松町から隣の田町に移動。
“D-29”では澤井さんが肥育する雌の近江牛の内臓を食べれることが出来る。
しかも通常では考えられないことだが、特殊な仕入れルートを確立したことで、個体識別番号で管理された内臓なのだ。
しかし、今回はそれとはまた違った魅力を知った。

通常であればミンチや煮込み用にされるスネやセンボン筋を塊でじっくりと焼き上げる。
溶ける様な柔らかさではなく、適度な弾力を噛み締めることで濃密な味わいを堪能できるのだ。
単純にスネと言っても、前足のスネと後ろ足のスネを食べ比べると味の違いにも驚かされる。




もちろんメジャーな部位であるサーロインやヒレも塊で焼くことでより旨みが響く。







他では食べられないタンやハラミ、そして塊肉を味わい尽くすのであれば、4人以上がオススメ。
高い志を持った店主が提唱する焼肉ではなく、肉焼きというスタイルを肉好きにはたまらない世界を教えてくれる。