No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2009年2月5日 深山

深山はカウンター越しに気さくな店主とコミュニケーションが取れ、お肉も一切れ単位で注文できる非常に居心地の良いお店である。
今回の極み盛合せはタン、カルビ、ロースで全て厚切り。

タンはタン元に近い部分を使用しており、サクサクとした食感、ジューシーな旨みも十分。

カルビは脂の甘みもあって、なかなか旨いが、ロースの方が旨いだろう。
石垣牛のハラミとサガリを食べ比べる。
どちらもまずまずといった印象で、なかなか気分が盛り上がらない。


同じ石垣牛のホルモンとアカセンも頼んだが、これもまずまず。


どれもこれも平均的な印象で、飛びぬけた物が何もないので、店主に相談して、特選ロースの薄切りタレと皇牛の特ハラミ、コウネを注文。
特選ロースは、さきほどの極み盛合せの中のロースと同じものだが、薄切りタレでだしてもらった。
先ほどの厚切りの塩と比べると、断然こちらの方が旨い。
今回の中ではこれが一番だろうか。

特ハラミは旨みもしっかりしていて、石垣牛のそれよりも旨いだろう。

店主は非常に話しやすく、こちらの要望に応えてくれようとするのだが、やはり心にグッとくるお肉がないというのは、焼肉屋さんとしては致命的だろう。
もう少し奮起に期待したい。