No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2015年8月27日 虎の穴

伝説の”虎の穴”を作った辛さん兄弟。
”虎の穴”の礎を築いたのは辛さん(兄)であることは間違いないであろうが、その中身をより洗練させたのは辛さん(弟)だろう。
そんな辛さん(弟)が辞めてから初めて”虎の穴”。
期待と不安が入り混じった複雑な心境で訪れたのは間違いない。
野菜色々




センマイ
シャキシャキとした食感で、個人的には酢味噌はちょいつけ。

アキレス腱煮込み
これはお初。
アキレス腱はトロトロに煮込まれコクがある。

レバ焼
しっかりとした甘みとトロトロの食感。

筋レバ焼
たっぷりのニンニクが筋っぽい食感にマッチする。

ユッケ焼
赤身の旨さだけでなく、柔らかさもまた抜群。

タン元
味は弱いが脂はしっかりと乗っている。


タン根本
タン1本から2切れしか取れない一番根本の部分。



頬肉
じっくりと火を入れることで旨みが溢れ出す。

サラダ

筋ハラミ
ガリの真ん中に入った筋で、火を入れれば入れる程旨みが溢れる。

タン筋
強烈なニンニクと共に。

ハラミ特塩
これこそが"虎の穴"。


サラダ

カルビ

テッチャン
濃厚な脂の甘みがタレにマッチする。

ギアラ

コブクロ
大振りの立派なコブクロ

ミノ
ザクッとした食感がミノ好きの心を奪う。

ヤン
食感とジューシーさが秀逸。

シマチョウ

ダメ人間
これも"虎の穴"。


デザート

かつては私の修業の場であった”虎の穴”。
恐れずに火を強く入れることで引き出される味わいを教えてくれた”虎の穴”。
正直に告白すれば、”虎の穴”は残念ながら辛さん(弟)時代の緊張感がある洗練された舞台ではなくなってしまった。
しかしより気楽にその素晴らしい門戸が広がったのではないだろうか。
“虎の穴”は永遠に伝説だ。