No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2016年1月27日 よろにく

予約を取った瞬間から当日まで最も心躍るのが”よろにく”。
厨房のスタッフが人手不足気味なのもあり、この日はあまり手の込んだお任せではなく、軽いアレンジを楽しむ。
しかしそこにあるのは落胆ではなく、いつもと変わらぬ歓喜に満たされた時間が過ぎるのだ。
圧倒的なクオリティとイノベイティブな焼肉を食べれる空間が南青山の地下にある。
炙りヒレ
定番になっていながら毎回食べたくなってしまうのは素材と技術の賜物。
最近は色々なお店でもヒレを扱うようになってきたが、やはり長期肥育された雌のヒレは違う。
ふんわりと仕上げる炙り方も絶妙。
食べれば分かるその味わいは説明不要。
満足度 5

センマイ刺し
オープン当初からあるクラシックなセンマイ刺し。
しかし食感、味付け共にこのセンマイ刺しの完成度は高い。
満足度 4

シンシンの炙り
薄切りにされたシンシンを炙り、香り高いトリュフがふんだんにかけられる。
塩のみというシンプルな味付けが素材であるシンシンとトリュフにクオリティの高さをストレートに教えてくれる。
そして「ここしかない」という絶妙なバランスで仕上げられている。
満足度 5+




ハツ
肉厚なハツはむっちりとした食感と野性的な刺激のある旨さ。
満足度 4

タン元
焼き上がったタン元に前歯を当てれば、わずかな抵抗をみせながらサクッと噛み切れ、中からは芳醇な香りとジュースのような旨いの肉汁が溢れてくる。
噛み締める毎に小さくなる肉片が愛おしい。
満足度 5




カイノミ
ヒレのような繊維感とヒレにはないジューシーな脂の甘みを感じさせてくれる。
満足度 4



肩三角
甘めのタレで揉まれていながら、肉の味はしっかりと主張する。
満足度 4

ツチノコ
定番のツチノコ
柔らかでサシがほとんど入らないため、赤身好きには堪らないだろう。
満足度 4

ハチノスのお吸い物

炙りシルクロースの握り
豪華なシルクロースの炙りに、更にトリュフをたっぷりと。
ここまでの握りは食べたことがない。
満足度 5



ブレザオラ
“よろにく”のお肉を使ってラ・ブリアンツァの奥野シェフが作ってくれたブレザオラはヒレとシンシンで。
特にシンシンの舌触りと深みのある味わいが素晴らしい。
満足度 4





シャトーブリアン
定番中の定番だが、その理由はやはり旨さ。
満足度 5


シルクロース
何度食べても旨いものは旨い。
牛肉の旨さはサーロインにあり。
満足度 5

ミノ
貝類を彷彿させる食感。
満足度 4

サーロインの朴葉味噌き
厚切りのサーロインを朴葉の上で煮込むように焼く。
朴葉味噌のコクのある甘みをサーロインとネギで見事に受け止めている。
満足度 4




ヒレカツ
最近はヒレカツを出す焼肉屋さんが増えてきたが、"よろにく"ほどメッセージ性のあるヒレカツは食べたことがない。
ヒレの食感を極限まで引き出した最高のヒレカツだ。
満足度 5



ザブトンのすき焼き
今回は白トリュフではなく黒トリュフだが、鮮度が高い黒トリュフは半端ない香りを生み出す。
満足度 5




アイス