No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2016年8月18日 三軒茶屋 焼肉 さかもと

ドンピシャで好みのお店を発見。
三茶からちょい歩いて7,8分だろうか。
黄色の看板が目印で、地下一階にそのお店はある。
席はカウンターとテーブルがあるが少人数なら、間違いなくカウンターがオススメ。
店主・阪本さんにその日のオススメを聞きながら自分の食べたいものを相談して決められる。
切り置きなど一切せず、注文が入る度に冷蔵庫から取りだした塊肉から1枚1枚切り出すなど、阪本さんの仕事は丁寧でいて早い。
オススメしてもらった塩だしユッケも、塊肉からユッケの細切り姿を変えていく過程は見ていて惚れ惚れする。
卵の下には出汁醤油が隠れていて、肉の旨さを見事に引き立ててくれる。


ハーツは心臓。
切り立てでバリバリ角の立ったハツはサクサクした食感にほのかな甘みが乗っかる。

タンの塊から切り出してくれたのはタン刺し。
舌の上でプルプルとしたタンは甘みがしっかりとしている。

センマイ刺しも外せない。


焼きはタン、そしてシャトーブリアンから。
サクサクのタンにホロホロと口の中でほどけていくシャトーブリアンはカシミアのようなふわふわ感。



ハラミのぶっといところから切り出された肉は塩とタレの2種類の味付けで食べ比べさせてもらった。
肉々しいハラミの食感に塩も甘めのタレも抜群にマッチする。


リブロースもハラミの様に塩とタレの2種類の味付けで食べ比べ。


ホルモンはミノにギアラ、レバー、テッチャン。
阪本さんがホルモンの聖地・大阪羽曳野出身だけあって、鮮度の高いホルモンはザクザク、プリプリとした食感でどれも抜群に旨い。




阪本さんはホルモンの聖地 大阪は羽曳野の伝説“みつる”の息子さん。
幼い頃からお小遣い欲しさにホルモンの掃除を手伝っていたというくらいで、ホルモンや焼肉に接してきたバックグランドが半端じゃない。
昨日今日ホルモンに接し始めた職人さんとは明らかに違う。
三茶がかつての様に再び焼肉激戦区として熱い。