No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2008年11月28日 炭焼喰人

私が"どうしてこの値段で、こんなお肉を出せるのだろう?"と思うお肉の一つが炭焼喰人の上ロース。
そんな上ロースが更にパワーアップしたと聞いては、焼かずにはいられないだろう。
休日に訪問する事が多い炭焼喰人では、オススメの場合以外はレバ刺しを注文しないのだが、今回は金曜日なので迷わず注文。
角切りのレバ刺しは臭みなど全く無しで、しっかりとした歯応えと甘みが何とも言えない。
レバ刺しが乗ったお皿がキンキンに冷えてるのも嬉しい。

上ロースと同じ部位を使用しているユッケは衝撃的であった。
今まで炭焼喰人のユッケは気に入っていたが、それは柔らかさと適度な歯応え、そして甘みが良かったからだが、今回のユッケの甘い脂の蕩け具合はすご過ぎる。
こんな蕩け具合のユッケは初めての経験であった。

厚切りの上タンはいつもながらの厚み。
この厚みから生まれるサクサク感は相変わらずの旨さ。


炭焼喰人に来たからには、上タン以外にも厚切り肉を堪能するしかない。
ブロックの様な厚切り上ハラミ、肉の塊と呼ぶに相応しいカイノミ、そしていつものサイコロカットの数倍の大きさで登場した厚切り上ロース。

どれも間違いなく旨かったが、群を抜いていたのが厚切り上ロースだ。
ロースとしては考えられない厚みだが、弱火でじっくりと焼いて中まで火を入れていく。
焦る気持ちをを抑えつつ焼き上げた厚切り上ロースをハサミで切り分けると肉汁が溢れ出す。
この厚切り上ロースの旨さと言ったら・・・。
今まで炭焼喰人で食べた上ロースの中でNo.1なのは間違いなく、思わず厚切り上ロースをお代わりしてしまった。
さすがに1皿目ほどの厚さでは登場しなかったのだが、あのレベルを常に出すのはそれは無理というものだろう。

だが、お代わりした厚切り上ロースも当然旨かったことは付け加えておく。
ちなみに薄切りの上ロースも食べたが、勿論これも旨い。
そして、この上ロースが1,050円というのは驚き以外の何物でもないだろう。

厚切りを堪能して感動を味わってしまったおかげで、さらに欲が出てきてしまった。
次回は更に巨大な上ロースを・・・。