No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2011年5月13日 牛和鹿 門前仲町本店

焼きたいのに焼けない日々が続いた週の金曜日。
21時頃社内で仕事をしている焼き仲間を見つけて、焼き決定。
急な訪問だったために、盛合わせではなく単品での注文となった。
生タン塩
タン元、タン中、タン先が一緒になった盛合わせになっている。
タン元の歯触りはまずまずだが、いかんせん塩が強すぎて、しょっぱさが口に残る。
タン中とタン先は、硬さと塩の強さで残念な印象をぬぐえない。


ハラミ
ジューシーな肉汁が豊富で、強めの塩を中和してくれ、旨みもある。
ハラミらしいハラミに満足。

リブ芯
見た目は見事だが、塩が強いし、とにかく脂がきつい。
口の中は脂のしつこさでいっぱいで、食べるのがちょっとつらい。
和牛の旨さは等級ではないことを教えてくれる一皿。

イチボ
リブ芯とは逆で、見た目はあまり惹かれないが、食べてみると旨かった。
熟成加減が程よく、風味がしっかりしている。

ザブトン
リブ芯と全く同じ印象。
脂ばかりで、肉の旨みがないと、食べきるのが辛い。
"ジャンボ"とは全くの別物。

2年ぶりくらいの訪問だが、印象がずいぶん変わってしまった。
以前から旨みが弱く、脂が強い部位が多いので、雌というよりも去勢を中心にサシ重視で仕入れをしているのかもしれないが、値段を考えるとCPは良い、という印象だった。
この印象は今回も変わらないが、今回に限っては、全体的な肉質も下がっているように感じた。
たまたま仕入れの問題なのか、在庫状況の問題なのかは分からないが、以前のお肉が食べれるようになって欲しい。