No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2017年8月31日 よろにく

夏の終わりに”よろにく”。
そして今年初めての国産松茸。
やはり輸入の松茸と国産松茸は全く違う。
そして特殊な仕入れルートを開拓した”よろにく”の松茸は、日本料理の名店の料理人が驚くほどのクオリティ。
贅の限りを尽くしたお任せコースに、余韻がしばらくおさまらない。
カメノコの炙り
炙ったカメノコに松茸とキャビアが乗せられる。
芳醇な香りとカメノコ、そしてキャビアが絶妙なバランスを生み出す。

肉稲荷
炙ったシルクロースを使った松茸入りの稲荷寿司。
体温で溶け出すシルクロースの甘みと松茸の組み合わせは鉄板。


ロービー
肩三角をさっと炙ることで独特の旨みが生まれる。

タン元(薄切り)
生の黒タンを片面焼きにし、火を当ててない面を外巻きにすることで官能的な舌触りが誕生する。

タン元(厚切り)
“しみず”の特厚タンを彷彿させる厚みで、VANNEさん曰く「黒タンしみずリスペクトガスver」とのこと。
VANNEさん自ら火を入れるが、あえて弱火でじっくりではなく、ある程度の火力で挑む。
仕上がりは見事でVANNEさんも満足気。
特厚出しかありえない食感に、濃厚な旨みが溢れ出す。



肩三角
再び肩三角はある程度火を入れる。


ツチノコ
食感と味の濃さのバランスが秀逸。

カイノミ
カイノミの中でもヒレに付着している最高の部分を塊で焼き上げる。
たっぷりとタレとバターをまとい、香ばしさも最高潮。



松茸の土瓶蒸し
コプチャンをハモに見立てた土瓶蒸し。
これ以上ない抜群の香りと出汁の旨さにほっこりと温まる。


シャトーブリアン
折りたたんでふわふわ感をフルで体感する。

ミノ
食感のアクセントはミノで。

シルクロース
一口ご飯と一緒に至福の世界へ。

サーロインと松茸の挟み焼き
サーロインは田村牛のサーロイン。
そしてサーロインの脂と松茸の香りが絡み合い、見事なハーモニーを奏でる。
最上の素材と最上の素材のベストマリアージュ






ヒレカツサンド
こちらも田村牛のシャトーブリアン
通常であれば肉の味を感じにくいカツサンドでありながら、しっかりと自己主張をする力強さがある。
そしてカツサンド自体の旨さは言うまでもない。









ザブトンすき焼き
“よろにく”の定番だが、ザブトンにかけるのはサマートリュフではなく黒トリュフ。
香りのレベルが全くの別物。




シルクロースの肉茶漬け 松茸乗せ
ご飯の上にシルクロースを乗せ、そこに出汁をかける肉茶漬けだけでも最高なのだが、この日の〆はさらに松茸が乗せられる。
一口食べただけであとは何も覚えていない。
気付いたときにはお茶碗が空っぽになっていた。